Suiken、たまには、ほろ酔い気分で夢の中

　ファジー・ネーブル



　ピーチ・リキュールをベースにしたカクテルです。

　アメリカのナショナル・ディスティラーズ・プロダクツ社の研究室長アール・Ｇ・ら・ローが、木にたわわに実っている桃の実を見ながら、その新鮮な香味をリキュール化したい、と考え付いたのが始まりです。

　１９８４年に完成し翌年、アメリカで発売したところ、たちまち若者から支持され、爆発的なヒット商品になりました。初めは、トニック・ウォーター割で飲むようＰＲしましたが、オレンジ・ジュースで割る「ファジー・ネーブル」というカクテルのほうに人気が出て飲み方の主流になりました。

　ファジーは、多く「あいまいな」という意味で使われますが、もともとは、「微毛状の」といった意味です。ファジー・ネーブルは、桃の表面の微毛から桃を意味し、ネーブル・オレンジの組み合わせからきたネーミングです。