2008年02月15日

E.T.

icon05 E.T.   The Extra・Terrestrial





 icon13 地球に不時着したE.T.=地球外生物の子供と10歳の少年の交流を描いたファンタジー・メルヘン。身長1メートルほどのグロテスクな容姿ながら人間の優しさに感応する純粋無垢な存在としての宇宙人を、ホームドラマの世界に登場させる。優しくさわやかな甘酸っぱさで、飲むほどにメルヘンの酔い心地を楽しみましょう。

icon14 アメリカの小さな町。10歳のエリオットは、父と別居中の母、兄マイケル、姉ガーディの4人暮らし。ある夜、庭の物置に隠れていた変な生き物に気付き、最初はおっかなびっくりながらも、色とりどりのチョコレート玉を庭にまいて家の中に招きいれる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 地球外生物の飛来に気づいた政府は、政府の科学者たちによりE.T.を連れて行ってしまうが、エリオットは何とかE.T.を助け出し、自転車の荷台に乗せて逃走。E.T.の超能力で自転車が満月の夜の宙に飛び上がる・・・・・
  


Posted by すいけん at 16:54Comments(1)カクテルの話

2008年02月04日

ライムライト

icon12  Limelight(ライムライト)





icon13 喜劇王チャップリンの最晩年の作品。
初めて全米公開されたのは、第44回アカデミー賞を送られた1972年。チャップリン72歳の時でした。翌年のアカデミー賞では「ライムライト」に劇映画作曲賞が授与されています。

icon13 ライムライトは1914年のロンドンを舞台に、落ち目の老道化師と、彼が自殺から救った踊り子とのささやかな恋。そしてその踊り子の成功と、その反対に落ちぶれ果てて行く老道化師の悲哀を描きます。ラストは、老道化師の死。
けれども踊り子の舞台を見つめながら、彼は安らかにに息を引き取って逝きます。

icon06 たとえ老いらくでも恋の心はやはり赤でしょう。“ライムライト”は情熱の赤に、ビターな味わい。人生の悲哀と慈しみが、恋心の赤を一層濃くも清廉に染めます。
  


Posted by すいけん at 20:30Comments(0)カクテルの話